DALL・Eを活用してデザイン副業!AIでオリジナルイラスト販売

はじめに
副業解禁の流れが広がる中、「好きなことで収入を得たい」と考える人が増えています。特に人気が高まっているのが、デザインやイラスト制作といった“クリエイティブ系の副業”です。
「でも、絵を描けるわけじゃないし…」と感じた方、朗報です。今やイラストを描くのに、特別な画力やソフトのスキルは必要ありません。AI画像生成ツール「DALL・E(ダリー)」を使えば、誰でも数秒で高品質なオリジナルイラストを作ることができる時代が到来しています。
DALL・Eは、OpenAIが開発したAI画像生成モデルで、テキスト(プロンプト)を入力するだけで、イメージに合った画像やイラストを自動的に描いてくれます。しかも2024年現在、ChatGPTとの連携によって誰でも簡単に使えるようになっています。
本記事では、DALL・Eを活用して「デザイン副業」を始める方法を初心者にもわかりやすく解説していきます。副業としてDALL・Eを活用することで、次のようなことが可能になります:
- ストック型のイラスト販売で継続収入を得る
- LINEスタンプやオリジナルグッズを販売する
- 依頼を受けてイラストを生成・納品する
- 海外マーケットでAIイラストを出品する
この記事でわかること
- DALL・Eの基本的な使い方と副業の可能性
- イラスト販売の始め方とおすすめのプラットフォーム
- プロンプトの工夫で“売れる画像”を作るコツ
- 実際に収益を上げている成功事例の紹介
- 著作権や商用利用における注意点
こんな方におすすめの記事です
- 副業としてクリエイティブなことに挑戦してみたい
- 絵を描くのは苦手だけど、デザインには興味がある
- DALL・EやAIイラスト生成に興味がある
- ストック収入や不労所得を目指している
DALL・Eは、「絵が描けない人でもイラストで収入を得られる」可能性を広げてくれる革命的なツールです。この記事を読み終える頃には、あなたもAIを使って副業を始める具体的な一歩を踏み出せるようになるはずです。
それでは、DALL・Eを使ったデザイン副業の世界へ、ご案内します。
DALL・Eとは?AI画像生成ツールの基本情報
まずは「DALL・E」とはどんなAIツールなのか、その基本から理解しておきましょう。DALL・Eは、OpenAIが開発したテキストから画像を自動生成するAIモデルです。簡単に言えば、言葉で指示を出すだけで、AIがそのイメージに沿ったイラストや写真風の画像を作ってくれるのです。
DALL・Eの特徴と仕組み
DALL・Eは、ユーザーが入力した文章(プロンプト)をもとに、画像をゼロから生成することができます。たとえば、次のような入力が可能です:
「宇宙服を着た猫がピザを食べているイラスト」
このような一文を入力すると、AIがその情景を想像して独自のビジュアルを生成します。しかも、以下のようなバリエーションやオプションも用意されています:
- 異なるスタイルで複数パターンを生成
- 画像の一部を変更する「インペインティング機能」
- 画像のサイズや比率を変更
- ChatGPTとの連携で対話的にプロンプトを調整可能
最大の強みは「誰でも扱える手軽さ」にあります。PhotoshopやIllustratorのような専門的なスキルがなくても、直感的な操作だけで美しい画像が手に入るため、初心者にも最適です。
他の画像生成AI(Midjourneyなど)との違い
現在、AI画像生成ツールは多数存在しますが、DALL・Eはその中でも特に使いやすく、ナチュラルな絵柄を得意とするのが特徴です。他の有名ツールとの違いを簡単に比較してみましょう:
ツール名 | 特徴 | 初心者向け | 商用利用 |
---|---|---|---|
DALL・E | ナチュラルな絵柄、簡単操作、ChatGPTと連携 | ◎ | ◎ |
Midjourney | アート寄りで独創的、英語中心、Discord操作 | △ | ◯ |
Stable Diffusion | 高度な設定が可能、自分でローカル運用も可能 | △ | ◎ |
DALL・Eは、Midjourneyのような“芸術性の高い画像”にはやや劣るものの、日常的に使いやすく、どんな用途にも合わせやすいバランス型のツールです。
ChatGPTとの連携でさらに使いやすく
2023年以降、DALL・EはChatGPT(有料プラン「ChatGPT Plus」ユーザー向け)に統合され、さらに使い勝手が向上しました。
ChatGPTとの連携でできること:
- 「こんな画像が欲しい」と自然な日本語で指示
- AIが自動でプロンプトを調整してくれる
- 画像の修正指示や構図の変更も会話形式で可能
これにより、「プロンプトって難しそう…」という初心者でも安心してスタートできる環境が整っています。
なぜDALL・Eは副業に向いているのか?
DALL・Eは無料で使える範囲があり、商用利用も可能(OpenAIのガイドラインに準拠)なため、「初期投資ゼロ」で始められる点が副業にぴったりです。また、
- 納期や在庫管理が不要
- スキルよりアイデア重視
- ストック型で不労所得も狙える
といった要素も、副業初心者や本業が忙しい人にとって大きな魅力となります。
次章では、そんなDALL・Eを使ってどんな副業が可能なのかを具体的に解説していきます。
DALL・Eを使ってできる副業とは?
DALL・Eは、単なる「画像生成ツール」ではなく、実際に収益を生み出すための“デザイン副業の入り口”です。ここでは、DALL・Eを使ってどのような副業が実現可能なのかを具体的にご紹介します。
副業といっても、スキルレベルやライフスタイルによって向き不向きがあります。自分の興味や目指すスタイルに合った方法を見つけることで、長く続けやすく、かつ収益化もしやすくなります。
イラスト販売(ストック型・受注型)
最も始めやすいのが「イラスト販売」です。DALL・Eで生成した画像をオンライン上で販売し、ダウンロードされた回数や依頼内容に応じて収益を得るスタイルです。
ストック型販売(継続的に収入を得る)
- BOOTHやPIXTA、Adobe Stockなどにイラストを登録
- ダウンロード・購入されるたびに報酬が入る
- 「和風イラスト」「動物イラスト」などジャンル特化も◎
受注型販売(クライアントから依頼を受ける)
- ココナラ、SKIMA、クラウドワークスなどで出品
- 「AIでオリジナルイラストを生成します」と明記
- 好きなテーマで依頼を受け、納品して報酬を得る
このように、ストック型で不労収入を狙うことも、受注型で単価の高い仕事をこなすことも、DALL・Eなら可能です。
SNS・ブログ用アイキャッチ画像制作
ブログ運営者やSNSマーケターにとって、「目を引くアイキャッチ画像」は非常に重要です。しかし毎回自作するのは大変…そこで活躍するのがDALL・Eです。
副業アイデア:
- ChatGPTと連携して記事タイトルから画像を提案
- ブログ記事用のヘッダー画像制作サービスを出品
- Instagram投稿の背景画像として販売
1枚500円〜1,000円程度でも依頼が多く、リピーター獲得により安定した収入源になります。
LINEスタンプ・Tシャツ・グッズデザイン制作
DALL・Eで生成した画像は、商用利用可能であるため、さまざまな商品に転用できます。最近では「AIで作ったLINEスタンプ」「DALL・EデザインのTシャツ」などが注目を集めています。
代表的な販売プラットフォーム:
- LINEスタンプ:LINE Creators Market
- グッズ販売:SUZURI、BASE、BOOTH
- Tシャツ・スマホケース:UTme!、pixivFACTORY
画像生成に慣れてきたら、複数のツールを使って加工・配置することで、より魅力的なグッズを作ることが可能です。
NFTアートとしての活用も可能
海外では、DALL・Eや他のAIツールで作成した作品を「NFTアート」として販売するケースも増えています。OpenSeaやRaribleなどのマーケットプレイスで、独自のアート作品を世界中のユーザーに向けて販売できます。
NFT化の基本ステップ:
- DALL・Eで作品を生成
- OpenSeaなどでウォレット接続
- 画像をアップロードし、価格を設定
- 購入者が現れれば、報酬がウォレットに送金される
まだ発展途上の市場ではありますが、ユニークなアート作品で注目を集めれば、高単価での取引も夢ではありません。
自分の「好き×AI」で、唯一無二の副業スタイルを
DALL・Eは、あなたの想像力や世界観を“誰でも、すぐに、カタチにできる”ツールです。
「ネコが好き」「和風テイストが得意」「かわいいキャラを作るのが得意」など、あなたの「好き」と「AI」をかけ合わせることで、他の誰にも真似できないオリジナルの副業スタイルが生まれます。
次章では、DALL・Eを使ったイラスト販売を始めるための具体的な手順を解説します。
DALL・Eを使ったイラスト販売の始め方
ここからは、実際にDALL・Eを活用してイラストを販売する方法をステップバイステップで解説します。「何を準備すればいいの?」「どうやって画像を作って販売するの?」という初心者の疑問にも丁寧にお答えします。
必要な準備(アカウント・ツール・環境)
まずは以下の3つを準備しましょう。
- OpenAI(ChatGPT)のアカウント作成
→ DALL・EはChatGPT Plus(有料)に登録することで簡単に使えます。 - 画像編集ツール(任意)
→ CanvaやPhotopea、Photoshopなどでサイズ調整や文字入れができます。 - 販売プラットフォームのアカウント
→ BOOTH、BASE、SUZURI、ココナラ、LINE Creators Marketなどから選びましょう。
Point: 初期投資はほぼゼロでもOK。必要なのはネット環境とアイデアだけです。
DALL・Eでの画像生成の基本ステップ
DALL・Eの使い方はとてもシンプルです。ChatGPTを開き、画像生成モードでテキストを入力するだけで、あなたのイメージを再現した画像が数秒で生成されます。
基本的な流れ:
- ChatGPTで「DALL・E」を選択
- プロンプトを入力(例:「かわいいネコのキャラクターがケーキを食べているイラスト」)
- 数秒で画像が表示される
- 気に入った画像をダウンロードし、保存
補足: 画像の比率(正方形・横長など)やスタイル(アニメ風、リアル風)も指定可能です。
作成した画像を販売する方法とサイト例
生成した画像は、さまざまなプラットフォームで販売することが可能です。目的に応じて使い分けましょう。
BOOTH(booth.pm)
- イラスト・同人グッズの販売に最適
- 無料で始められ、デジタルコンテンツにも対応
- 匿名販売も可能で副業初心者にも安心
SUZURI(suzuri.jp)
- Tシャツ・スマホケース・マグカップなど物販に特化
- 画像をアップロードするだけで簡単に商品化
- 在庫管理・発送すべて自動で対応
ココナラ・SKIMA
- 「AIでオリジナル画像を生成します」というサービスを出品
- 受注形式なので、1点ごとの単価が高め
- 顧客とのやり取りがあるため、対応力が必要
LINE Creators Market
- DALL・Eで作ったキャラクターでLINEスタンプを作成
- 8個・16個・24個セットのスタンプをアップロード
- 販売審査を通過すれば、世界中で販売可能
販売時に気をつけたいこと
- 商用利用の範囲を確認:OpenAIの利用ガイドラインに沿って使う
- 画像の品質チェック:画質・構図・メッセージ性があると売れやすい
- 著作権侵害に注意:有名キャラや実在人物に類似した画像は避ける
販売プラットフォームによっては「AI作品の取り扱いに関するポリシー」があるため、必ず確認のうえ投稿しましょう。
次章では、より魅力的な作品を生み出すために欠かせない「プロンプト(指示文)の工夫と活用法」について詳しく解説します。
オリジナル作品を作るためのプロンプト活用術
DALL・Eを使った画像生成において、作品のクオリティとオリジナリティを左右する最大のポイントが「プロンプト(テキストによる指示)」です。適当に文章を入れても、それなりの画像は出てきますが、売れる画像・印象に残る画像を作るには、プロンプトの工夫が不可欠です。
プロンプトの基本とコツ
プロンプトとは、DALL・Eに対して「どんな画像を作ってほしいか」を伝えるための文章です。基本はシンプルで問題ありませんが、より具体的・詳細に伝えるほど、希望に近い画像が生成されやすくなります。
基本構成:
【主語(キャラクター・物)】+【動作・ポーズ】+【背景・状況】+【スタイル・質感】
例:
「桜の木の下で寝そべる柴犬のイラスト、アニメ風、水彩画タッチ、春らしい色合い」
ポイント:
- 主語は具体的に(例:「猫」よりも「黒い帽子をかぶった猫」)
- スタイル(アニメ風/リアル/水彩画/3Dなど)を明示する
- 背景や小物、構図の要素を加えると表現が豊かになる
オリジナリティを高める指示の出し方
DALL・Eで生成された画像は、多くの人が使っているため、プロンプトが似ていれば画像も似通ってしまうことがあります。そこで、「自分だけの個性を出す」プロンプト作成術を意識しましょう。
コツ①:ストーリー性を持たせる
単なる静止画ではなく、「物語性のあるシーン」を想像すると差別化できます。
例:「図書館の中で読書をしているメガネの少年と黒猫、夕日が差し込む窓、ノスタルジックな雰囲気」
コツ②:異素材・時代のミックス
「現代×和風」「未来×レトロ」など、ジャンルの組み合わせでユニークさを演出。
例:「江戸時代の町屋に住むロボット侍、筆で書を書くシーン」
コツ③:配色やトーンの指定
作品の“印象”を左右する色合いを指定することで、ブランディングにも役立ちます。
例:「モノトーン基調のポップアート風女性ポートレート、目だけ赤く光る」
著作権や類似性に注意すべき点
DALL・Eで生成された画像を販売・公開する際に、著作権や肖像権に抵触しないよう注意が必要です。
注意点:
- 有名キャラクター・人物・ブランド名をプロンプトに含めない
- アニメやゲームの世界観を模倣しすぎない(ファンアートの商用利用は避ける)
- 他者の画像を加工・再生成したものをそのまま販売しない
OpenAIは、DALL・Eで生成された画像の商用利用を認めていますが、それはあくまで「ユーザーが自分で作ったもの」であり、「他人の権利を侵害しない限り」という条件つきです。
プロンプト例テンプレート集
これから始める方向けに、DALL・Eでよく使われるプロンプトのテンプレートをいくつかご紹介します。
- 「○○している××のキャラクター、○○風イラスト、背景○○」
- 「○○テイストのアイコン、シンプル、ミニマル、正面構図」
- 「AIアート風の抽象的な模様、グラデーション、未来的な雰囲気」
プロンプトは一度でうまくいかないこともありますが、修正・試行錯誤しながらベストな画像を導き出すプロセスも楽しみの一つです。
次章では、実際にDALL・Eを使って副業で収入を得ている人たちの成功事例をご紹介します。あなたの参考になるリアルなエピソードをぜひチェックしてください。
成功事例紹介|DALL・Eを使って稼ぐ人たち
実際にDALL・Eを活用して副業収入を得ている人は、すでに多数存在します。ここでは、代表的な3名の成功事例をご紹介します。どれも「特別なスキルがなくても始められる」という点が共通していますので、これから始める方にとっても非常に参考になるはずです。
ストックイラストで月収3万円を達成した会社員
30代・会社員のAさんは、DALL・Eで生成したイラストをBOOTHとAdobe Stockで販売しています。平日は本業があるため、副業に割ける時間は1日1時間程度。それでも、DALL・Eを活用することで月30枚以上の作品を継続的にアップし、少しずつ販売数を増やしていきました。
取り組んだこと:
- 「和風」「四季」「動物」など、ジャンルを絞ってシリーズ化
- プロンプトをストックしておき、反応が良い画像を量産
- Canvaでタイトルや説明文を載せたサムネイルを作成
成果:開始3か月で月3万円の売上を安定的に達成。
「AIのおかげで“時間がない”という言い訳がなくなった。まさに時代のチャンスだと思う」とAさんは語っています。
DALL・E×LINEスタンプでヒットを出した主婦
40代・主婦のBさんは、「ネコのキャラクター」をテーマに、DALL・Eで生成した画像を使ってLINEスタンプを制作・販売しています。LINE Creators Marketに登録し、24個のスタンプを1セットとして出品。
ヒットの要因:
- 子育て主婦らしい、使いやすく親しみやすい表情・ポーズをデザイン
- 「AIで描いたとは思えないほど自然」とSNSで拡散
- 友人の口コミやTwitter投稿から徐々に売上が増加
成果:スタンプセット1つで月5,000〜1万円の収益。
スタンプは複数展開しており、今では副収入として毎月1〜2万円をキープしています。
海外マーケットで販売しているクリエイターの事例
20代・フリーランスのCさんは、DALL・EとMidjourneyを組み合わせて制作したAIイラストを、海外のNFTマーケットプレイスOpenSeaで販売しています。
成功の秘訣:
- 英語でのプロンプトにこだわり、国際的なアート感を表現
- シリーズ化してブランドとして展開(例:「未来都市の住人」など)
- X(旧Twitter)で生成過程やアイデアを発信し、海外のファンを獲得
成果:1点あたり0.01ETH〜0.1ETH(約2,000円〜20,000円)で販売。
特に海外市場ではAIアートの需要が高く、NFTとしての将来性にも期待しています。
成功者に共通するポイント
これらの事例に共通しているのは、次の3つです:
- テーマを絞って差別化している
→「動物×和風」「かわいい×スタンプ」「未来×都市」など、独自の世界観を持っている。 - プロンプトにこだわって品質を追求している
→同じテーマでも毎回微調整して、より魅力的な画像を生成。 - アウトプットを継続し、発信している
→販売プラットフォームだけでなく、SNSやポートフォリオで露出を増やしている。
最初は小さな成果でも、DALL・Eを味方につけて継続していくことで、しっかりと副収入に繋げている人が多数います。
次章では、副業としてDALL・Eを使う際に注意すべき著作権・商用利用のルールと、トラブルを避けるためのポイントを解説します。
注意点とトラブル回避のポイント
DALL・Eを使ったデザイン副業は、手軽で可能性に満ちた手法ですが、一方で注意しなければならないルールやリスクも存在します。ここでは、よくあるトラブルや誤解を防ぐために知っておきたいポイントを整理します。
著作権・商用利用に関するルールの確認
まず重要なのが、AIで生成された画像の著作権と商用利用の扱いについてです。OpenAIのガイドラインでは、ChatGPT(DALL・E)で生成したコンテンツは基本的にユーザーに帰属し、商用利用も可能とされています。
ただし以下の点に注意が必要です:
- プロンプトや画像が第三者の著作物に「酷似」していないか
- 商用利用可能な範囲はOpenAIの最新利用規約に準拠しているか
- 販売サイト(BOOTH、SUZURIなど)の利用規約と整合性が取れているか
例えば:「ピカチュウ風のキャラ」「ジブリ風の背景」など、他者のIP(知的財産)に依拠する表現は避けましょう。たとえAIが生成したとしても、著作権侵害と判断されることがあります。
AI作品を「自分の作品」としてどう扱うか
DALL・Eで生成した画像をそのまま「自作イラスト」として発表していいのか、悩む方も多いでしょう。結論から言うと、「AI生成+自分の指示・編集」があれば、“自分の創作物”として扱えるケースが多いです。
副業活動においても、以下のように工夫すると「オリジナル性」を明確にできます:
- 生成画像を複数組み合わせて再構成
- 文字入れ・色調補正・トリミングなどの加工
- 生成プロセスや意図をプロフィールやSNSで発信
また、「AIで作成したこと」を明記することで、トラブル防止にもなります。
例:「この作品はDALL・Eを使用し、独自のプロンプトで生成したイラストです」
販売サイトごとのガイドラインと審査基準
各販売サイトには、AI画像に関する独自のポリシーが存在する場合があります。
代表的な例:
- BOOTH:現在はAI作品の販売可。ただし公序良俗や著作権への配慮必須。
- SUZURI:AI画像の使用可。ただし第三者の権利を侵害する画像は禁止。
- LINEスタンプ:画像のオリジナリティ・適切な使用が審査対象。
- Adobe Stock:AI画像は可。ただし「AIで作成」と明記が必須。
審査や販売停止といったリスクを回避するためにも、「画像を投稿する前に、必ずそのサイトの利用規約を読む」ことを習慣化しましょう。
プロンプトの再現性と“唯一性”のバランス
DALL・Eで生成される画像は、「同じプロンプトでも違う結果になる」ことが多いため、同じ構図を量産することは難しい場合があります。そのため、
- 「一点もの」の価値をアピールして販売する
- 構成や雰囲気をテンプレ化して、シリーズ作品にする
などの工夫が必要です。
購入者とのコミュニケーションも大切に
ココナラやBOOTHでは、購入者から「もう少し色を変えてほしい」「構図を変えて再生成してほしい」といった要望が入ることがあります。AIとはいえ、人と人とのやり取りである以上、誠実で丁寧な対応が評価や継続的な依頼につながります。
対応例:
- 「AI生成のため完全一致は難しいですが、できる限り調整いたします」
- 「同じテーマで複数のパターンをご提案できます」
「AIだから手を抜ける」ではなく、AIを活かしつつ、クリエイターとしての信頼を積み上げることが長期的な成功の秘訣です。
次章では、この記事の総まとめとして、DALL・Eを活用したデザイン副業の魅力と、今すぐ始めるための後押しをお届けします。
この記事のまとめ
この記事では、DALL・Eを活用してデザイン副業を始める方法について、基礎から実践までを詳しく解説してきました。
「絵が描けない」から「絵で稼げる」時代へ
かつては「イラストやデザインは、専門スキルを持つ人だけのもの」と思われていました。しかし今は、AI画像生成ツール「DALL・E」を使えば、誰でもオリジナルのビジュアルを生み出すことができる時代です。
しかも、それを販売して収入を得ることができる──まさに、これまでハードルの高かった“クリエイター副業”が、一般の人にも開かれたのです。
副業としてDALL・Eを活用するメリット
- 初期費用ほぼゼロで始められる
- 時間や場所を選ばず、スキマ時間で作業できる
- アイデアやセンスがそのまま収入につながる
- ストック型で継続収入を得る仕組みも作れる
特に副業を検討している会社員、主婦、学生の方にとって、これほど始めやすく、成長の余地があるジャンルは他にありません。
まずは「1枚の画像」から始めてみよう
副業というと、何から手をつけてよいか分からず、足踏みしてしまうこともあるでしょう。でも、DALL・Eを使えば、最初の一歩は本当にシンプルです。
- ChatGPTを開いて、好きなテーマを打ち込んでみる
- できた画像を保存して、BOOTHやSUZURIにアップしてみる
- 反応を見ながら、少しずつ改良していく
これだけで、あなたはすでに「AIクリエイター」の一員です。
“好き”と“AI”を掛け合わせて、あなただけの副業スタイルを
DALL・Eで生成する作品には、あなたの個性や好み、世界観を反映することができます。つまり、あなたの「好き」や「得意」が、そのまま価値となるのです。
動物が好き、ファンタジーの世界観が好き、和風イラストが好き──
どんなテーマでも、AIと一緒に形にして、それを副収入に変えることができます。
未来の副業は、「創造する力」×「AIの力」
DALL・Eは単なるツールではなく、新しい働き方のきっかけです。
「副業に挑戦してみたい」「自分の作品を世の中に出したい」と思っているなら、今が絶好のタイミング。
まずは1つ、DALL・Eで画像を作ってみましょう。
あなたの副業ストーリーは、そこから始まります。